位牌戒名書き
お位牌は魂が宿る大切なものです。
お客様の想いをくみ取り、職人が責任もって、ひとつずつ丁寧に書き上げます。
位牌に入れる文字とは?
位牌には戒名と没年月日、俗名、行年を入れます。俗名(ぞくみょう)とは生前の名前で、行年(ぎょうねん)とは亡くなった時の年齢です。享年(きょうねん)とも呼びます。
戒名の文字の注意点
▶戒名の旧字
戒名の文字は旧字体が使われる場合も御座いますので、位牌の戒名の文字をそのまま正確に伝えることが重要です。
▶没年月日
亡くなった日を入れます。年月日は裏面に入れます。
▶俗名
生前の名前を入れ、一般には名前の上に「俗名」と記入します。
▶行年
亡くなった時の年齢を入れます。満年齢と数え歳のどちらにするか決まり事はありませんが、一般的には白木位牌に記入されている年齢を入れます。
お一人の戒名を入れる場合
以下の図の様に入れるのが一般的です。没年月日を裏面に入れる場合もあります。
ご夫婦の戒名を入れる場合
ご夫婦の場合は一つの位牌に一緒に戒名を入れることができます。
以下の様に入れるのが一般的です。没年月日を裏面に入れる場合もあります。
先祖代々の文字を入れる場合
以下の図の様に入れるのが一般的です。
遠州地方の代表的な書き方
遠州地方のお寺の位牌やお仏壇のお位牌のスタンダードな書き方となります。戒名は連名にするのが一般的です。 表には4名~8名の戒名を、裏面には同じく4名~8名の没年月日を記入します。
位牌の戒名入れの手法
位牌の戒名入れには「機械彫り文字」と「手書き文字」の2種類があります。機械彫りの方が綺麗な文字を入れる事が出来ますが、逆に手書きの場合は味わいのある文字を入れることができます。戒名入れの手法には宗派による決まり事はないので、どちらか好みの方を選ぶことができます。既に位牌がある場合は同じ形式に揃えたほうがよいと思われます。納期は約2週間ほどかかります。納骨まで時間がなくお急ぎの場合はご相談ください。